トラウマ・センシティブ・マインドフルネスとは
マインドフルネス、ヨーガ、瞑想の実践は、私たちに、たくさんの恩恵を与えてくれます。
ストレスが多い現代社会において、マインドフルネス、ヨーガ、瞑想は特に必要とされ、医療、福祉、教育、ビジネス、コミュニティなどさまざまな領域で広がり始めています。
マインドフルネスはポジティブな効果が研究上も実証されている一方で、副作用の可能性がゼロではないことも知っておく必要があります。
瞑想の実践を行うにあたっては、講師と受講者がお互いに意思疎通をできる環境下で、講師のサポートを受けながら行うことが、安全面からも好ましいことだと考えられます。MBSRやMBCT等のコースは、通常、受講前に事前面談を行い、講師側からは受講者の心身の状態の確認を行い、安全に参加いただくための準備を行っています。
また、近年、トラウマ・インフォームド・ケアの観点から、それをマインドフルネスの文脈に持ち込んだ、トラウマ・センシティブ・マインドフルネス(トラウマに配慮したマインドフルネス)という考え方が広がっています。トラウマインフォームドケアとは、「支援する多くの人たちがトラウマに関する知識や対応を身につけ、普段支援している人たちに『トラウマがあるかもしれない』という観点をもって対応する支援の枠組み」とされます(国立大学法人 大阪教育大学学校安全推進センター ウェブサイト)。
トラウマ・センシティブ・マインドフルネスは、瞑想の実践中に、過去の記憶がフラッシュバックし、瞑想が実践者にとって自己調整を乱すことが可能性として起こりうることを理解した上で、参加者の選択と主体性を大事にしながら、安全性に配慮をしながらマインドフルネスを伝えていくための手法、態度です。 これは、トラウマの治療を目的とした枠組みではなく、トラウマ治療の専門家だけでなく、マインドフルネスを伝える上で知っておいてほしい知識と態度です。
コース提供フォーマット
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- David Treleaven氏の講義動画を視聴し、ピアグループによるディスカッション、月1度の全体ミーティングにより、理解を深めていきます。
- 当コースはトラウマの直接的な治癒を目的としたコースではありません。
詳細・お申し込み
以下バナーより、Trauma Sensitive Mindfulness Japan (TSMJ)のホームページを御覧ください。
※TSMJはDavid氏とInternational Mindfulness Center Japanのパートナーシップの下、設立されました。