講師

稲吉玲美(Remi Inayoshi)

主な活動領域一般, 教育, コミュニティ, 研究

公認心理師・臨床心理士/博士(教育学)
心理士としてさまざまな人の人生に出会い、お手伝いをさせていただきながら、「丁寧に生きる」ということを探究するなかでマインドフルネスに出会いました。
自分自身を大切に生きるということを、マインドフルネスを通じてみなさんと分かち合いたいと思っています。

 MBSR

プロフィール

公認心理師・臨床心理士/博士(教育学)
まだ少女だった頃、こころの中のことは、いくら大人の言われたとおりにしても、正解にたどり着こうとしても、全然解決しないじゃない!と、もどかしい思いをしたことをきっかけに、こころを扱う学問に興味を持ちました。臨床心理学系の大学・大学院を卒業後に心理士の資格を取得し、現在は大学教員として、自らも心理支援活動に携わりながら、同じく心理士資格取得を目指す学生さんの学びのお手伝いをしています。
さまざまな人の人生に出会い、お手伝いをさせていただきながら、「丁寧に生きる」ということが如何に難しいかを痛感していた頃、マインドフルネスに出会いました。マインドフルネスの実践が、何より私自身の「丁寧な生き方」につながり、そして、心理士としての活動にも良い影響を与えていることを実感しています。
もっと深くマインドフルネスを理解したい、そして、マインドフルネスをより本格的に自らの活動に取り入れたいと思い、MBSR講師の資格を取得しました。自分自身を大切に生きるということを、マインドフルネスを通じてみなさんと分かち合いたいと思っています。

メッセージ

マインドフルネスを深く学び始めてから、私の中の少女(実際にはもう、とても少女と呼べる年齢ではないのですが)がとても喜んでいるのを感じます。あのとき、誰も答えを教えてくれなかったのは、当然のことでした。自分のこころの中に生じることが良いことか悪いことかなんて、他者に決められる必要はありませんし、そもそもそんな判断をする必要がないのです。私がどう振舞うべきか、どのように生きるのが正解かなんて、誰も知りません。答えは私の中にあるのですから。もっと言えば、私の今これからの振舞いや生き方が、その「答え」になるのです。
マインドフルネスは、私にこのようなことを教えてくれました。ですがときどき、慌ただしく目まぐるしい生活のなかで、この感覚を忘れてしまいそうになります。そうしたときに、マインドフルネスの実践が、私を「私」のもとへ立ち還らせてくれるのです。
私と同じように、こころと現実の折り合いがつかなかったり、思うようにいかない生きづらさを感じていらっしゃる方、また、そこから抜け出せたものの、日々のなかで「丁寧に生きる」ことを忘れてしまいそうになる方と、マインドフルネスを通じてつながり、支え合うことができたらと思っています。

スーパーバイザー

  • MBSR – Ingrid van den Hout

コース提供資格、講師トレーニング

  • MBSR(マインドフルネスストレス低減法)

その他、活動領域に関連する学位、資格等

  • 公認心理師・臨床心理士
  • 博士(教育学)